現在の個人タクシーの試験は「事前試験」と「申請後試験」のふたつがあります。
どう違うのか簡単ではありますがご説明しましょう。
まず申請後試験ですが、基本はコチラの試験制度を利用することになります。
これは申請書類を全て揃えて試験に挑むのですが、当然開業資金や無事故無違反、職業運転者としての経歴を全て満たした状態であることが必須です。
つまり、申請して認可を頂くために試験の合格を目指すということになります。
ですから試験合格しなければ当然却下処分になりますので、再度受ける際書類がまた出し直しとなります。
そのかわり、試験に合格しますと即時に審査に移りますので、ヒアリングでしたり、認可手続きを通じて開業することが早いと思います。
それでは「事前試験」とは何か。
この制度は試験を受けて合格してから書類や要件を満たし次第認可申請をすることになります。
ちなみに試験合格証の有効期限は2年となります。
ですから、例えばあと少しで職業運転者としての経歴や、無事故無違反歴が足りない時、もう少しで開業資金を貯めれるが今は足りない時などにこの制度で試験を受けることになると思います。
ですから申請後試験の方よりは開業時期は遅れることになります。
そしてどちらの試験も、先日の在籍証明書も含めて書類には「有効期間」があります。
書類を早く取りすぎてしまうと、有効期間が切れてしまうことになるのです。
書類の有効期間はそれぞれ違いますので必ず組合さんに確認して順次取るようにしましょう。