名古屋個人タクシーブログ

名古屋で個人タクシー開業しました

個人タクシー開業してみて感じたこと良い事悪いこと

タクシー業界に飛び込んで間もない方は、まだ個人タクシーの事業者さんとの交流も無いでしょうし、そもそも個人タクシーってなんだと感じていることでしょう。

私が開業して3年目になり、感じたことを書いていこうと思います。

 

まず良かった事としては、出勤と退勤の時間が無くなったことにより絶対的な時間の拘束は負担が軽くなりました。

今までは会社に出勤、そして帰宅する時間がありましたが個人タクシーの場合は自宅=営業所ですから、家を出たら仕事ができますし、直ぐに帰ろうと思えば帰れるので人によっては1勤務で2時間近くは時間の余裕ができると思います。

このいい所は、例えば家に居ながらお客様からの予約があれば直ぐに対応出来るところです。

タクシー会社に勤めていた時は公休日に予約のお電話があっても対応出来ませんし、代わりに行ける同僚を探す必要もありましたが、今は自分で対応できるのは大きな利点だと思います。

また、鉄道事故や天気の荒天時に、帰宅困難になった方の移動手段として直ぐに動けるのも大きいです。

 

もちろんお酒を飲んでしまうと行けませんが、私はお酒飲めないので天職なのかもしれません笑

もちろんいくらお酒を飲まないと言っても、アルコールチェックは当然行わなければなりません。

では悪いところをあげましょう。

やはり地域によりますがタクシー会社に勤めていた時と比べ無線配車や、アプリ配車がないところもあるので自力でお客様を探さなければなりません。

しかし、全国的に乗務員が減っている中、空車車両が無線配車やアプリ配車で迎車をするからか、その分空車が減りますから割とその辺は仕事には困らなくなっているのかも知れません。

 

また、コンフォートという正直なところ高級車でない事業用自動車を使用しているので敬遠されるかなとも思っていました。

しかし有難いことに車ではなく自分自身にお客様はついてくださることもあり、またターミナル駅や、病院その他のタクシー乗り場で細々でも仕事は出来ています。

名刺営業は多く配りすぎると予約が重なってしまいかえってお客様が離れてしまうと思います。

もちろん、乗り場でも敬遠されることはありますが、始める前に予想していた敬遠される回数は遥かに少ないです。

 

しかし福利厚生や保険料等、タクシー会社に勤めていた時の方が手厚いこともあります。

 

逆に個人タクシー(個人事業主)ならではの節税対策にもなる制度として小規模企業共済を活用したり、融資の際は日本政策金融公庫の利用、各自治体からの補助制度や給付が直接的に受けれます。

 

個人タクシー事業者の私が言うのもおかしな話なのですが、タクシー会社さんも乗務員が長く勤められる体制や福利厚生などを手厚くして頂き、個人タクシーと法人タクシーがお互い人材の確保をいい方向へ進めて行ければ良いなぁと感じます