それでは個人タクシーになるための資格要件をご説明します。
まず初めにご自身の住まわれているタクシーの営業区域が個人タクシーの許可のあるところかが大事です。
例を言いますと、私の住んでいる愛知県は名古屋交通圏と豊橋交通圏では許可がおりますが、豊田市だったり小牧市、セントレアのある知多半島では許可がおりません。
また申請する営業区域の管轄運輸局によっても微妙に資格要件が違いますのでご注意ください。
まずタクシードライバーとしての経験が10年必要です。
なおかつ申請される営業区域でのタクシードライバーとしての経験が申請前3年間に2年必要です。
タクシードライバーとしての経験10年間を短縮できる要件があります。
これは白ナンバーではないいわゆる営業用の緑ナンバーで雇用されていた場合半分みていていただけます。
例えばバスで10年お勤めされていたならば半分の5年を見ていただけるので、タクシーをその後5年して居ればいいわけです。
ただしこの要件は各運輸局で年齢により変わります。
中部運輸局管内の場合、35歳未満か以上で変わります。
未満ですと継続して法人タクシーに10年、つまり1度やめて他の法人タクシーに移籍した場合ダメです。
関東運輸局の場合は35歳未満か～40歳未満か～65歳未満で別れていたと思います。
次に年齢は65歳未満でないとダメです。
個人タクシーは定年が75歳ですから許可を出す以上10年はやってもらわないと困りますというわけかも知れません。
免許経歴については申請時3年間無事故無違反が必要と思ってください。
ただし1年以内に無事故無違反で、かつ過去5年間に無事故無違反だった場合点数が付与されないなどという細かい規定があります。
これは各組合さんや運輸局さんで前もって運転経歴を確認してもらうのが無難です。
それから開業資金も必要です。
これも各地によってバラバラなのでなんとも言えませんが、コンパクトカー1台新車で買える位のお金は必要だと申しておきます。
この点も、もし個人タクシーになるお気持ちがついた時に1度組合さんへご相談ください。
